【失敗】治験に挑戦したら倒れて車イスに乗せられたので諦めた!

こんにちは、ココカラ(@kokokara20T)です。

突発的にサラリーマンを辞めて貯金ゼロだった僕は、仕事を終えて3日後に治験に挑戦しました。

治験とは、新薬の効果や安全性を人間で確認するために行う試験のことです。
お金を稼ぐ目的が一番ですが、治験は35歳までしか受けられないことが多く、一度は体験しておきたかったというのも理由でした。

2回の事前検査を受けた結果、僕は検査中に倒れてしまったため治験に挑戦することを諦めました。

治験に挑戦したいけど不安だという人のために、注意点や事前検査の内容をまとめたので参考にしてください。

なぜ治験に失敗したのか?

原因は、2回目の事前検査で採血の時に迷走神経反射によって血圧が低下しすぎたためです。

迷走神経反射(めいそうしんけいはんしゃ)とは?

血管迷走神経反射というのは、自律神経系の突然の失調のために、血圧や心拍数が下がり、脳に行く血液循環量を確保できないために、失神や目まいなどの症状が起こる病気です。

引用元 http://www.myclinic.ne.jp/ueno_nougeka/pc/free5.html

高齢者に多く、失神する原因の20%は迷走神経反射らしいです。

過去に献血をした時に症状が発覚して知っていたのですが、1回目の採血では問題なかったため安心していました。
しかし2回目の検査で失神寸前になったのです。

治験の事前検査への応募方法

受ける前はかなりの不安がありました
試験の情報というのはまず入ってこないしネットで探したらいくらかありますけれど、やはり不安は残ります。

僕の場合はたまたま地元で試験を受けていたというブログがあったのでその人の体験を参考にして受ける決意をしました。

試験を受けるためには紹介サイトを利用しました。

「治験 ○○(都市名)」で検索すると多くの紹介サイトが出てくると思います。有料のサイトもありますが、無料で十分です。
紹介サイトに登録したら、どこどこの病院で治験をしているという情報が手に入ります。
そこからさらにその病院のサイトに登録するなどして治験の事前検査に応募します。

入院タイプの治験の流れとしては

  1. 応募
  2. 事前検査
  3. 入院前検査(合格ならそのまま入院)

入院できる定員は決まっていて、募集時は2倍程度の人数を行っていました。

応募は定員が決まっていて早い者勝ちなので、紹介サイトに告知がされたら1週間程度で枠が埋まります。

応募手順は紹介サイトによって変わります
僕が利用したのは2サイトですが、1つめの紹介サイトは登録してから病院にも登録して、自分で病院に予約をしなくてはなりませんでした。

2つめの紹介サイトでは登録したら全ての処理をしてくれたためほとんど手間はありませんでした。

治験をする上でいくつか必要なことがあります。

まず、メールアドレスが2つ必要なこと。
これは両方ともパソコンだけで良い場合もありますが病院によってはケータイとパソコンの両方が必要な場合もあります。2つ無い人は1つでもいいのかもしれませんが、僕は2つ書きました。

重要なのが、緊急連絡先の登録が必須なことです。
これは避けられないと思います。1つめの病院では事前検査の段階で緊急連絡先の相手にも治験を受けることを伝える必要がありました。
基本的に緊急連絡先の人に内緒で治験を受けるのは難しいと考えた方がいいかもしれません。
緊急連絡先は、実家または両親にするよう推奨されます。

比較的安全と言われていても薬ですので、副作用で気分が悪くなることはあります。
緊急搬送されるような事態になった時に緊急連絡先へ連絡が入るようです。

ちなみに治験はボランティアです。
参加するまで知らなかったのですが、アルバイトではなくボランティアの協力費として報酬が支払われます。
給料ではなく雑所得として扱われるため、治験の報酬を含めた雑所得が20万円を超えると確定申告が必要です。

1回目の事前検査で対象外?

最初に受けた事前検査の病院では試験専用入口というものがありました
受付で名前や本人確認を行います。病院によっては本人確認の他に保険証が必要な場合もあります。
帰りに交通費(僕が受けた病院は2件とも3,000円)が支給されるので印鑑が必要です。

問診票、試験の説明書、同意書、入院前日誌(入院までの体調管理を記入します)、入院に必要な物リストなどを渡されて尿検査をします。

その後は説明会です。
初めてその病院で治験をする人は面談もありました。
面談と言っても数分で、聞かれるのは仕事の業種、採血は大丈夫か、予定は空いているかだけでした。
治験は採血が多いのでギブアップする人が多いとのこと。
特に入院のキャンセルは避けたいらしく、予定については念入りに聞かれました。

面談が終わった後は検査です。
その病院では体温測定、血圧測定、心電図検査、身体測定、採血、医師の診断という順番でした。
基本的に看護師さんは若い女性ばかりで愛想のいい人が多かったです。
一緒に試験を受けに来た人は10人くらいでしたが、大学生ぽい人から会社員ぽい人まで様々な人がいました。大学生ばかりかと思っていたのですが30代で会社員らしき人も半数くらいいました。

採血まで終わると、手を心臓より高い位置に置きながら5分くらいガーゼごしに指で押さえます。
5分ぐらいしたらガーゼを指定されたゴミ箱に捨てて医師の診断です。

事前検査は2時間から3時間程度といったところです。

BMIが足りなかった

検査中、僕は身体測定の BMI を気にしていました。

BMIとは、身長と体重によって算出される数値で、この数値が18.5以上でないと治験の条件を満たしていませんでした。
僕は身長の割にかなり痩せているため検査における一番の心配点でした。
ギリギリ満たせるなと思って挑んだのですが実際に測ってみると下回っているのに気付きました。
「落ちたな」と思ったので事前検査の結果が来るまで諦めていたのですが、検査中は特に何も言われませんでした。

数日後、驚いたことに連絡が来ました。

結果は「自宅待機」です。自宅待機とは入院する人にキャンセルが出た場合に繰り上げ入院となることです。僕は数値が良かったので入院になる可能性が高いと言われました。

実は、この自宅待機が一番面倒です。
自宅待機は最悪の場合、入院直前まで入院するかどうかが分かりません。落ちたのならすぐ次の予定を立てられますが、自宅待機の場合は入院する時間の数時間後まで待機し続けなくてはいけません。しかも入院時間を過ぎてから入院が決まった場合はすぐに病院に行かなくてはなりません。

僕は自宅待機のまま入院日を迎えました。
そして入院日の朝に電話が来ました。
「おっ、入院が決まったかな」と思ったら「入院が決まったわけではありませんがキャンセルが1人出ましたので次にキャンセルが出たら入院です」と言われてガックリ。

そして入院時間の16時を過ぎても連絡はなく、最終的に17時ごろに「自宅待機は終了です」というメールが届きました。

これにて1回目の治験挑戦は終了です。

2回目の事前検査で失敗して車イスに!?

BMIが足りなくても検査を通るとわかった僕は、別の紹介サイトから見つけた別の病院の事前検査を受けました

今回も、受付が終わったら問診票に記入して尿検査を行いました。
僕が倒れたのは、採血の時でした。

採血したときはほとんど影響なかったのですが、席に戻って3分後くらいに立ちくらみのような状態になりました。
自分が迷走神経反射の症状が起こりうることは知っていたので症状が悪化する前に看護師さんを呼びました。が、目まいと顔の軽い痙攣症状に襲われて行動不能に。
すぐさま車イスで別室へと運ばれたようですが、視界はほとんど見えなくて感覚もありませんでした。

10年以上症状が出ていなかったし前回の採血では問題なかったので大丈夫と思ってましたが、もう治験は無理だと確信しましたね。

ちなみに僕の試験は中止とはなりませんでした。迷走神経反射は横になっていたら数分で回復するような症状ですので予定通り医師の診察まで行って事前検査の終了です。
最後に、試験の参加の有無を聞かれましたがキャンセルしました。
倒れても試験自体は参加不可では無いようです。

迷走神経反射は珍しい症状ではなく、健康でも普通に起こる症状です。
極度の緊張や痛みによって自律神経のバランスが崩れて過剰に血圧を低下させてしまい、脳に血液が送られなくなるのが迷走神経反射です。貧血と症状が似ているけれど根本的な原因や対処は異なります。

トイレで踏ん張ったりした時にめまいや立ち眩みに似た症状がする人は迷走神経反射の可能性が高いです。

治験をこれからやる時の注意点

僕が受けたのは2回ともジェネリック医薬品の治験でした。既存の薬と同じ成分で構成された新薬の試験です。

既に臨床試験を済ませたもので、起こりうる副作用や確率、入院中の採決の回数や採血量、スケジュールまでがかなり細かく説明されます。
治験は制限も厳しく、事前検査前後から様々な禁止事項があります。

まず注意したいのは採血です。
どんなに少ない治験でも1日に10回以上採血をします。1回あたりは少ないですが短い時だと5分や10分おきに採血します。全期間の合計で200mlくらいは必要なので献血1回分に匹敵します。
注射が苦手な人や、僕のように採血で何らかの症状が出る人は難しいでしょう。

薬の副作用については説明を聞く限りだと最初に思っていたほど危険だとは感じませんでした。
薬は週に1錠を1回だけしか飲みませんし、過去に似た薬で起こった副作用については確率まで含めてすべて網羅されています。万が一、副作用が起きた場合には手厚い補償が受けられます。
既に臨床試験を通過した薬だった場合はさらに安全性が高いと感じました。

採血や副作用が大丈夫という場合でも多くの制限があります。

これはどの病院でも同じらしく制限がかかる項目としては

  • カフェインの摂取制限
  • 脂っこい食べ物の抑制
  • 運動厳禁!
  • 飲酒や喫煙の禁止
  • グレープフルーツ果汁は厳禁!
  • このほか特定の成分の摂取の禁止
  • 寝不足の禁止

しかも入院するまでは毎日これらの摂取確認や健康状態のチェック、朝食・昼食・夕食・間食の有無や内容、便は出たのかなど事細かに記録しなくてはいけません。

一番失敗する理由としては運動の禁止らしいです。

入院一週間前からは筋肉痛になるような運動は厳禁です。。場合によっては軽い運動でもダメなようです。
一度運動してしまうと血液の数値が数百倍にハネ上がり、一瞬でバレるようです。この数値は数日では改善しないため5日前の運動でもアウトです。バレないだろうと思って運動して検査で落ちたという例はかなりあるとか。

他にはグレープフルーツ果汁がどの検査でも厳禁でした。しかも1週間前からダメとかいうレベルです。どうも薬の効果に影響してしまうらしいです。
他にハーブティーに含まれる成分が2週間以上前からダメというのがあります。グレープフルーツとハーブティーはかなり限定された範囲の飲食物なので簡単に対処できます。

他の制限事項については検査によって異なるので、事前検査で禁止事項として伝えられます。

治験は入院タイプであれば2泊3日が2回で8万円程度、2泊3日が3回で11万円程度でした。その他に交通費で3000円もらえるというものが多いです。

これは地域は病院によって違いがあるかもしれません。僕が参加したのは健康な20歳から35歳限定の治験でした。治験には他に通院タイプや特定の病気、高血圧やニキビなどのある人限定というものもあります。

試験は競争率が高いため事前検査の日程が出たら早い段階で申し込んだ方がいいです僕もほぼ毎日試験のサイトを確認していました。そこまでしなくてもいいでしょうけれど週に2回は確認しないと応募が間に合わないかもしれません。

以上が僕が治験を試してみて失敗した話でした。
会社を辞めてお金がないという人は参考にしてみてください。

【追記】
キャンセルを伝えたはずですが2回目の事前検査の結果が電話で来ました。
結果は「BMI数値不足による不合格」でした。実は1回目の事前検査よりさらに体重が落ちていたためBMIが規程より0.3少ない18.2しかなかったのです。
しかし、倒れたことは不合格の原因にはなっていませんでした。他の数値が良いらしく「機会があればぜひ応募してほしい」と3回くらい言われましたから。
本人が希望すれば事前検査で倒れたとしても参加は可能なのかもしれません。

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